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【凄い】宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げに成功 独自ステーション建設へ着々

2016-09-18 人民網日本語版 人民网日文版



北京時間915日午後104分、宇宙実験室「天宮2号」を搭載した長征2FT2キャリアロケットが中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。約575秒後に天宮2号は分離に成功し、予定した軌道に載り、打ち上げは無事成功した。

 

天宮2号は天宮1号目標飛行体を基礎に製造されたもので、全長10.4メートル、最大直径3.35メートル、太陽翼約18.4メートル、重さ8.6トンで、実験室と資源モジュールから構成され、設計軌道寿命は2年以上、有人宇宙船や貨物宇宙船とのドッキング、宇宙科学実験と技術試験の実施、宇宙ステーションの検討と運営に関する重要技術の検証を行なう。

 

天宮2号は宇宙での負荷実験を行なうとともに、神船11号の打ち上げ前にランデブーとドッキングの準備を行なう。長征2FT2ロケットはこれまでの長征1FT1ロケットと技術的にはほぼ同じだが、安全性と信頼をさらに高め、一部技術的変更を行なっている。長征系列ロケットの打ち上げは236回目だ。

 

データで見る「天宮2号」の外観

長さ:10.4メートル

最大直径:3.35メートル

重量:8.6トン

資源モジュール:天宮2号の飛行にエネルギーと動力を供給

実験モジュール:宇宙飛行士が勤務し生活する場


3大任務を実施


任務1:宇宙飛行士の中期駐留

 

天宮2号の打ち上げ後、有人宇宙船「神舟11号」が宇宙飛行士を乗せて、天宮2号とドッキングする。宇宙飛行士はその後、天宮2号に入り一連の科学実験を開始する。

 

任務2:貨物船のドッキング、推進剤補給などの技術の検証

 

「天宮2号」を打ち上げた後、2017年に無人補給船「天舟1号」を打ち上げ、前者に物資を補給する予定のため、その前にドッキングの技術を検証すべきだ。

 

任務3:宇宙科学実験の展開能力の強化

 

天宮2号は地球科学観測応用、宇宙科学実験探査、応用新技術などの分野の、14件の選び抜かれた任務が計画されている。中国の宇宙事業の歴史上、最も忙しい宇宙実験室と言えるだろう。


具体的にはどんな科学実験を実施?


「天宮2号」のこれまでの歩み



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