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【食通】肉夾饃は日本のモスバーガーの「成功の道」を参考にできないか

2017-06-13 人民网日本語版 人民网日文版


筆者は陝西省西安市で生まれ育ち、今は日本で仕事をしている。日本で生活をしていて一番懐かしく、食べたくなるのが、西安の名物でもある肉夾饃(中国式ハンバーガー)だ。

肉夾饃のパンの部分は少し焦げ目が入っており、中には細く刻んだ煮込み肉が入っており、肉汁がたっぷりかけられ、サクサクしたパンと風味豊かな肉がとてもおいしく、肉が入っているにもかかわら名物ずあっさりしている。肉夾饃は軽食であり、見た目が素晴らしいとは言い難いが、おいしい本場の味を出すのは簡単な事ではない。例えば、油は使わず、具も入っていない半発酵のパンは、外はサクサクとしていて、中はやわらかい。具になる肉は、いろんな調味料を使って煮込んだもので、火加減がとても難しく、あっさり味に仕上げなければならない。

日本の西安料理店でも、肉夾饃を食べることができるが、つまみとして出され、大きさも小さく、食感も本場のものとはちがう。毎回、西安に帰ると、いろんなグルメの中でも一番おいしいと感じるが肉夾饃で、それを提供している店はきれいとは言えないものの、そういったことが私の食べたい気持ちを阻むことはない。

肉夾饃を作る原理はハンバーガーと同じだ。1990年代、マクドナルドのハンバーガーが中国市場に進出し、「ハッピーを提供する」をテーマにしたブランド文化と清潔な店内を売りに、中国でもすぐに大人気となった。そして、今では中国各地にマクドナルドがある。一方、中国の「肉夾饃」を売る店のほとんどは依然として街の裏通りにあり、「高級路線」を歩んでいない。

西安人である私は、「肉夾饃が世界に広まる日が来るのだろうか?」とずっと考えている。

 日本には参考にすべきモデルケースがある。日本でもマクドナルドが至る所にあるものの、「モスバーガー」という日本発祥のハンバーガーチェーンがあり、マクドナルドと肩を並べるほどの人気を誇っている。


 モスバーガーは、日本のおにぎりと西洋のハンバーガーを組み合わせ、ハンバーガーのバンズとしてパンの代わりにごはんを圧縮したものを使用している。そして、具も日本人が好きな焼肉や炒めたゴボウなどを採用している。


 初めの頃、多くの日本人が、モスバーガーはマクドナルドの「パクリ」にすぎないと思っていたものの、少しずつ知名度を上げ、「ライスバーガー」が多くの人に知られるようになった。それをベースに、モスバーガーは「安心できる食材」を強調し、全ての商品に使われている野菜や肉の産地や生産者、生産日などを表示しており、クオリティの高いブランドとして多くの人の心に刻まれている。


 現在、モスバーガーは日本で1300店舗以上を展開し、日本のハンバーガー市場でも相当のシェアを占めている。また、1991年には海外進出し、台湾地区で海外1号店を設置。その後、世界の8の国や地域で300店舗以上展開している。

 

 肉夾饃はモスバーガーの「成功の道」を参考にできるかもしれない。作り方にも技術が求められる肉夾饃やその他の中国の美食が、海外進出どころか、中国の他の地域でも十分に普及していない原因は、マーケティングやPRの方法が問題かもしれない。


 私は、伝統の作り方や味をベースにし、現代的な管理と経営スタイルでそれを打ち出し、安心できる品質と多くの人に受け入れられやすい見た目にすれば、肉夾饃も必ず街の裏通りから街の表通りに進出し、ハンバーガーやモスバーガーなどの良きライバルとして発展し、多くの人に愛される「中国式ハンバーガー」になることができると信じている。(文:徐航明。瞭望東方周刊掲載)

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