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山东有个“普通站”,12306上也搜不到
山東省済南市と青島市を結ぶ膠済線には、カーナビで検索しても見つからない四等の駅があり、「普通」がその駅名だ。鉄道アプリ12306で検索しても、その駅は見つからず、ネットユーザーからは、「まさに全国で最も『普通』の駅だ」といったコメントが寄せられている。
普通駅
「普通駅」があるのは山東省濰坊市青州市邵荘鎮普通村で、農村の再開発と発展が進むにつれて、周りの村は環境がより優れたエリアへ移動し、駅の周りの田畑で農作業をしていた住民も次第に減り、「普通駅」が広い土地の中にポツンと残っているだけの状態となっている。
かつて「普通駅」があった場所は膠済線の100年以上の発展の歴史を見守ってきた。現在の「普通駅」は2003年に建設され、2005年からその使用が始まった。そして現在は、列車の運行管理や入替作業などを主に取り扱っている。「普通駅」が運行管理する旅客列車・貨物列車は1日当たり約210本で、このほかにも線路の修理・メンテナンスなどもサポートしている。
漢森副駅長(51)は、「『普通駅』で勤めるようになって今年で16年目。ここに来たばかりの時、周りは田畑ばかりで、駅の施設も十分に整備されておらず、同僚と共に、レンガを運んだり、木を植えたりしていた。あっという間に16年が過ぎた」と振り返る。
今の「普通駅」は規模こそ小さいものの、施設は整備され、会議室や閲覧室、緊急時対応訓練室、文化・スポーツルームなどが揃っている。また、駅員が家庭菜園も作り、野菜や果物を栽培している。駅には調理員はいないため、食事は駅員が自分たちで作っているのだという。
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