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马书单:2017年“这本推理小说了不起”BEST10

2018-01-07 沪江日语 沪江日语


10位.『開化鐵道探偵』

第10名《开化铁道侦探》


鉄道建設の最中、逢坂山トンネルの工事現場で次々と不可解な事件が起きる。それを解決してほしい、との命を受け、元・八丁堀同心の草壁賢吾が、助手の小野寺とともに事件の真相を追う。

铁路建设过程中,逢坂山隧道工事现场接二连三发生不可思议事件。接到解决事件的命令后,元八丁堀捕吏草壁贤吾与助手小野寺一同开始追查事件真相。


内容はまさに王道ミステリという感じで、ホームズとワトスンのような探偵役と助手のコンビ、最後に探偵が関係者を集めて真相を暴く、というおきまりのパターンが炸裂。

本书属于正统推理小说,以类似福尔摩斯与华生般的侦探与助手搭档为主角,最后侦探召集事件相关者揭露真相,均是常规套路。


誰かと思ったら「八丁堀のおゆう」シリーズの著者さんでした。そりゃ面白いわ。

说到作者,正是著有《八丁堀的阿优》系列的那一位。这一系列真的很有趣。


ぜひこれをキッカケに『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』シリーズなども読んでいただけたらと思います。

希望各位读者以此为契机,阅读一下《大江户科学捜査 八丁堀的阿优》系列。



9位.『盤上の向日葵』

第9名《棋盘上的向日葵》


『孤狼の血 (角川文庫)』や『検事の本懐 (宝島社文庫)』など、柚月裕子さんの作品をいろいろ読んできましたが、最高傑作ではないでしょうか。

《孤狼之血(角川文库)》、《检察官的夙愿(宝岛社文库)》等等,柚月裕子老师的作品读过不少,本作可算是最佳杰作了。


山中で発見された白骨死体。一緒に埋められていたのは、初代菊水月作の希少な駒だった。なぜこの駒が一緒に埋められていたのか、その意味は。

山中发掘出一具白骨,随葬品是初代菊水月所制的数量稀少的棋子。为什么这棋子会与白骨同葬,又有什么含义?


まず読みやすいし、謎も魅力的だし、人間ドラマとしても面白い。ミステリー小説だとか、将棋に興味があるとかないとか、そんなの関係なしの「すごい小説」でした。

首先,本书行文通俗易懂,谜团亦充满魅力,作为人性故事来看也非常有趣。无论您对推理小说或是将棋有没有兴趣都没关系,这是本“非常棒的小说”。



8位.『かがみの孤城』

第8名《镜中孤城》


まさに辻村深月さんの集大成。

不愧是辻村深月老师的集大成之作。


学校での居場所をなくし、閉じこもっていた少女・こころの目の前で突然、部屋の鏡が光り始めた。その鏡をくぐり抜けた先にあったのは、お城のような不思議な建物。

在学校没有容身之地,闭门不出的少女“心”的眼前,屋中的镜子突然开始放光。穿过镜子,展现在面前的是一座如同城堡般的不可思议的建筑。


そこには、こころの他にも6人の少年少女がいた。7人は、なぜこの場所に集められたのか?

除了心,这里还有其他6名少年少女。7人为什么被聚集在这个地方?


「青春ファンタジー小説の傑作であり、ちょっとミステリー要素ありますよ」くらいに思ってください。

希望大家这么理解:“这是本青春幻想为主,略带一点推理元素的杰作”。


(封面由于特殊原因需要被和谐


7位.『遠縁の女』

第7名《远房女亲戚》


2017年版のこのミスで4位となった『半席』の著者さんでした。

本书作者所写的《半席》曾获得2017年版“这本推理小说了不起”第4名。


さて、収められているのは「機織る武家」「沼尻新田」「遠縁の女」の短編3作。

进入正题,本书共收录3篇短篇小说《织布武家》、《沼尻新田》、《远房女亲戚》。


いずれも武家の厳しい社会と、そこに潜む女性がテーマ。

主题均是描写武家的严酷生活环境和潜身于其中的女性。


いろんな女性がいるものですが、男たちはみな女性の手のひらの上で転がされ、転がされ。いつの時代も男は謎めいた女に弱いのか……。

书中描写了许多女性,而男性无一不被这些女性玩弄于股掌之上,不论什么时代,男人都不是充满谜团的女人的对手啊…


ミステリー小説!という感じではないですが、実に青山さんらしい時代小説でどれも味わい深さ満点でした。

本书并不怎么像“推理小说”,实际应该算作充满青山老师色彩的时代小说,不论哪个故事可品的深度均可以打满分。



6位.『狩人の悪夢』

第6名《狩猎者的噩梦》


おなじみ、臨床犯罪学者・火村英生と、ミステリ作家・アリスのコンビが織り成す〈火村英生シリーズ〉または〈作家アリスシリーズ〉の長編です。

这是大家所熟悉的,由临床犯罪学家火村英生与推理作家有栖川有栖构成的《火村英生系列》,也被称为《作家有栖川有栖系列》的长篇之一。


アリスが人気ホラー小説家の家「夢守荘」に訪れて、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」に宿泊する。

有栖川造访了热门恐怖小说作家的住所“梦守庄”,并留宿于“入睡后必然会做噩梦的房间”。


その翌日、ホラー作家のアシスタントが住んでいた家で変死体が発見される……という展開。

第二天,恐怖小说作家的助手被发现横死于住所之中…故事就此展开。


この死体がまた実に謎な状態だったわけですが、それは読んでからのお楽しみ。やっぱり有栖川さんの作品は「なぜそうする必要があったのか」、つまりホワイダニットが面白すぎる。

这具尸体依旧死状成迷,细节就请大家自行阅读吧。果然有栖川老师的作品中“为什么必须这么做”这一点真是太有趣了。


相変わらず火村とアリスのやり取りを眺めているだけでも楽しいし、犯人を論理的推理で追い詰めていく様はさすが。というか恐ろしい。。

仅是看火村和有栖川两人一如既往的争论就很有趣,主角通过缜密的推理将犯人逼至现身的姿态真是帅,不如说真是惊人。



5位.『いくさの底』

第5名《战争尽头》


戦場が舞台だからこそのミステリー。

这是以战场为舞台的推理小说。


戦時中、到着したビルマの村で、隊を率いる日本軍の将校が殺害される。

战争中,在部队到达的一个缅甸村庄里,身为统领官的日本将校被杀害了。


〈誰が殺したのか?〉はもちろん、というホワイダニットが特に見所。ラストの展開には思わず「そういうことか!」と。

自然,“是谁下的杀手?”“杀人动机是什么?”等等是其中的看点。结局发展不由让人感慨一声“原来是这样!”。


派手な戦闘シーンとかないのですが、じっとりと重く、古処さん自身がこの戦場を体験したことがあるのではないか、と思えるほどにリアリティがある描写に息がつまる。

虽然没有壮阔的战争场面描写,但本书行文稳重,描写真实,不由让人呼吸一滞,怀疑古处老师是否亲身体会过战场。


ただし文章は読みやすい。一気読みできます。

但是文章通俗易懂,一口气读完没问题。


戦争小説としてもミステリ小説としても面白く、そして深い物語でした。そりゃ選ばれるわ、という感じ。

不论是作为战争小说还是推理小说都很有趣,而且是个很有深度的故事,不由让人觉得这本小说自然会入选了。



4位.『ミステリークロック』

第4名《推理时钟》


硝子のハンマー (角川文庫)』

玻璃之锤(角川文库)


狐火の家 (角川文庫)

狐火之家(角川文库)


鍵のかかった部屋 (角川文庫)』

上锁的房间(角川文库)


に続く〈防犯探偵シリーズ〉の4作目。

本书为上述《防止犯罪的侦探系列》的第4作。


「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」の四編からなる作品集です。

这是本由《慢性自杀》《镜之国杀人事件》《推理时钟》《克洛斯的钩爪》四篇小说构成的作品集。


榎本さんと弁護士・青砥さんのコンビにまた会えたことは嬉しいし、確かに面白いことは面白い。

能再次看到榎本与律师青砥的组合真是让人高兴,故事也很有趣。


これが普通の作家さんの作品だったら、素直に「面白い!」っておすすめできるんですけど。難しいものです。

这要是普通作家的作品的话笔者就能直率地评价“很有趣”并推荐给大家了。还真是为难啊。



3位.『機龍警察 狼眼殺手』

第3名《机龙警察 狼眼杀手》


機龍警察シリーズの6作目。長編としては5作目。このミスの常連さんですね。

本书为机龙警察系列第6作。若是按长篇算的话则是第5作。这一系列是本排行榜的常客。


このシリーズ、基本的に〈龍機兵〉という新型機甲兵装が活躍するのですが、今作では〈龍機兵〉が全く登場しない。

这一系列基本都是描写名为“龙机兵”的新型装甲兵的活跃,但在本作中“龙机兵”完全没有出场。


というより、〈龍機兵〉の活躍がないからこそシンプルに人間ドラマに集中できて、やはり機龍警察シリーズとしてなくてはならない物語になっています。もはや普通の警察小説としても抜群に面白いです。

但正因为没有“龙机兵”的大显身手才可以将重点集中到人性故事上,也使本书内容成了机龙警察系列不可或缺的部分。即便作为普通的警察小说来看也格外有趣。


相変わらずの重厚なストーリーとキャラ描写でページをめくる手が止まらないし、またシリーズ1作目から読み返したくなるような極上のエンタメ作品でした。

同以往一般,厚重的故事与人物描写让人看得停不下来,是部让人想从系列第一作开始重新看一遍的极品娱乐小说。



2位.『ホワイトラビット』

第2名《白兔》


いわゆる「伊坂ワールド全開」ってやつです。

这是部所谓“伊坂境界全开”的作品。


仙台の住宅街で起きた人質立てこもり事件がいろんな人の視点で語られていく、という籠城ミステリ。

本书为围城推理小说,从多人的角度描述了发生于仙台居民区的一场挟持人质闭门不出事件。


物語が進むにつれて少しづつ立てこもり事件の真実が明らかになっていくわけですが、おもわずウヒョー!と言わずにはいられない伏線回収の気持ち良さ。そしてどんでん返し。

随着故事展开,挟持事件的真相变得明朗,然而收回伏笔的环节仍使人不由惊叫出声。此外还有急转直下的情节变化。


伊坂作品によく登場する「黒澤」という泥棒が今回も活躍しますが、他の作品をあまり読んだことがない方でも十分に楽しめるので問題なしです。

常在伊坂老师作品中登场的名为“黑泽”的小偷这次也依旧大显身手,即便没看过伊坂老师其他作品的读者也可以无障碍阅读这本小说。



1位.『屍人荘の殺人』

第1名《尸人庄杀人事件》


神紅大学ミステリ愛好会の会長・明智恭介(あけちきょうすけ)とその助手・葉村譲(はむらゆずる)は、同じ大学の名探偵少女・剣崎比留子と一緒に映画研究部の夏合宿に加わることになる。

神红大学推理爱好者协会会长明智恭介与助手叶村让,以及同校的名侦探少女剑崎比留子一同参加了电影研究部的夏季合宿。


しかし合宿一日目の夜、肝試しの最中に「まさかの出来事」に遭遇し、彼らは『紫湛荘(しじんそう)』に立て籠もりを余儀なくされる。

然而合宿的第一天夜晚,主角组在试胆大会中遭遇了“意想不到的事件”,导致他们不得不留在紫湛庄。


外界と連絡が取れなくなった状況下で事件が起こる、いわゆる「クローズド・サークル」を扱った作品です。

在无法与外界取得联络的情况下案件发生了,这是部所谓“暴风雪山庄”套路的小说。


名探偵と助手、ミステリ好き大学生、夏合宿、クローズドサークル、殺人事件、とくれば有栖川有栖さんの〈学生アリスシリーズ〉第一弾『月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)』を彷彿とさせる典型的な本格もの。

名侦探与助手、爱好推理的大学生、夏季合宿、“暴风雪山庄”套路、杀人事件,这些关键词仿佛让人看到了有栖川有栖老师的《学生有栖川系列》第一作『月光游戏―Y的悲剧’88 (创元推理文库)』,典型的本格推理作品。


 で、ありながら、あの展開!!!

虽说如此,这个剧情有转变!!!


衝撃でした。しかも、あの状況でしかできない本格ミステリしてるから最高ですよね。

冲击性太大了。而且是只能在这种情况下才能发生的本格推理,超级精彩。


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