当日本人骂你バカヤロー(馬鹿野郎)时,可能是在表达爱意……!
「馬鹿野郎」は、江戸時代より使用されていたそうだ。その使い方は文字通り、「間の抜けた愚かな男性」を指す言葉だったが、次第に「怒ったときに相手に投げつける言葉」になっていく。
据说「馬鹿野郎(ばかやろう)」(混蛋)一词从江户时代就开始使用了。当时的意思是指“愚蠢呆笨的男性”,但渐渐地变成了“生气时骂对方的话”。
また近代(明治時代~)の「馬鹿野郎」は「身分によって自由度が大きく異なる」「上の立場からはほとんど言いたい放題」「家庭内では馬鹿野郎を言っていいのは夫、父親などの成人男子に限られて」いたとか。
另外近代(明治时代开始)的「馬鹿野郎(ばかやろう)」一词和身份挂钩。地位高的人可以随便说,比如家里能说「馬鹿野郎」的只有丈夫、父亲等成年男性。
つまり「馬鹿野郎」は、語彙の少ない人でも「俺の方が上」ということを、相手に知らしめる使い勝手のよい言葉だったのだ。その「使いやすさ」からか、一方では気の置けない間柄の男性同士で、「あいさつ代わり」に使われた例もあるとか。
也就是说即使是词汇量很低的人,也可以简单地用一句「馬鹿野郎」来告诉对方“我比你厉害”。因为“用起来很简单”,关系好的男性之间也会用它来打招呼。
また、男性が女性に対して「馬鹿野郎」と言うのも、近代になって始まった。周知の通り「野郎」は男性を指す言葉だが、もはや「馬鹿野郎」が一つの単語として定着し、女性にも使われるようになったのだろう。
另外,男性对女性说「馬鹿野郎」也是从近代开始的。大家都知道「野郎(やろう)」指男性,但随着时代的发展,「馬鹿野郎」(失去了两个单词各自的意思)组合成了一个新单词,于是也可以对女性使用了。
第二次世界大戦前から、「馬鹿野郎」は関東地域における夫婦ゲンカの、夫の決まり文句に。さらには、ケンカだけではなく、優しさや愛情も表現できるようになった例が、映画「男はつらいよ」の寅さんのセリフからもうかがえる。
早在二战之前,关东地区的夫妻们在吵架时丈夫就会骂「馬鹿野郎」。另外,「馬鹿野郎」不仅用在吵架的时候,在表示温柔或爱意的时候,也可以使用。电影《寅次郎的故事》中,寅次郎就说了以下台词。
リリー「迎えに来てくれたの?」
寅さん「バカヤロー、散歩に来たのよ」
百合:“你是来接我的吗?”
寅次郎:“バカヤロー(混蛋),我是来散步的。”
昭和50年公開の作品である。
这是昭和50年(1975年)上映的作品。
意中の人のために、駅まで傘を持って来た寅さんだが、照れ隠しで思わず「バカヤロー」と言ってしまう。
特意给喜欢的人送伞到车站的寅次郎,为了掩饰害羞而说了一句「バカヤロー」。
高度経済成長期から、経済が発展すると共に日本の生活は変わっていき、怒りに任せて口にする「汚い言葉」としての「馬鹿野郎」は減っていったが、昔気質な男性や、家族を愛しながらその愛情を表現できない不器用な男性を象徴する言葉になっていったという。
从高度经济成长期开始,随着经济的发展,日本人的生活也发生了变化。原本怒火冲天时说的“脏话”「馬鹿野郎」不再是主流,它逐渐变成了虽然爱着家人,但不太会表达感情的笨拙男性的象征。
此处插话:
日语中的骂人话比较单调,大致可以分为①“笨蛋、蠢货”、②“疯子”、③“畜生,混账”、④“去死”、⑤“垃圾、不是人”、⑥“抨击外表”、⑦“屎”这几类。(仅供参考,尽量还是不要用啊!)
① 馬鹿(ばか)、阿呆(あほ)、ボケ、まぬけ、のろま、ぼんくら
② 気違い(きちがい)、(あたま)いかれてる
③ 畜生(ちくしょう)、馬鹿野郎(ばかやろう)
④ 死ね、くたばれ、消えろ
⑤ ゴミ、カス、ゲス、人(ひと)でなし、外道(げどう)
⑥ チビ(矮子)、ブス(丑女)、デブ(胖子)、ハゲ(秃子)
⑦ くそ、クソ野郎、くそくらえ(吃屎吧)
沪江日语
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