{有声}日语共读 | 《镜池》很美，等你来赏。新的栏目，希望你们喜欢~

夏目漱石笔下的镜池是美的，

杨万里诗中的小池是美的，

仿佛他们有神奇的魔力，

可以把不起眼的池子写得如此清澈而美好。

朗读者：栗子酱

鏡が池・夏目漱石/「草枕」

鏡かがみが池いけへ来きてみる。観海寺かんかいじの裏道うらみちの、杉すぎの間あいだから谷たにへ降おりて、向むこうの山やまへ登のぼらぬうちに、路みちは二股ふたまたに岐わかれて、おのずから鏡かがみが池いけの周囲しゅういとなる。池いけの縁へりには熊笹くまざさが多おおい。ある所ところは、左右さゆうから生おい重かさなって、殆ほとんど音おとを立たてずには通とおれない。木の間から見みると、池いけの水みずは見みえるが、どこで始はじまって、どこで終おわるか一応いちおう回まわった上うえでないと見当けんとうがつかぬ。あるいは見みると存外ぞんがい小ちいさい。三さん丁ちょう程ていよりあるまい。

我来到镜池池畔。沿着观海寺后杉树林里的小路走到谷底，在还没有登上对面山坡的时候，路便分成了两条，自然而然地形成了镜池周围的地貌。池畔边生长着许多矮树丛，有些地方甚至左右两边交相遮盖着，不弄点声响几乎无法通过。从树木的缝隙间可以看得见池水，但若不转上一圈就无法判断这池水起自哪里又终于何处。徒步一看，竟发现其意外之小，大约有三百多米。

ただ非常ひじょうに不規則ふきそくな形かたちで、所ところ々どころに岩いわが自然しぜんのまま水みず際ぎわに横よこたわっている。縁ふちの高たかさも、池いけの形かたちの名状めいじょうし難がたい様ように、波なみを打うって、いろいろな起伏きふくを不規則ふきそくに連つらねている。

只是其形状非常不规则，有些地方的岩石呈现自然之态，横卧于水边。池堤的高矮也正如难以名状的池形一样，高低不平，时起时伏，不规则地连在一起。

池いけをめぐりては雑木ぞうきが多おおい。何なん百びゃく本ほんあるか勘定かんじょうがし切きれぬ。中なかには、まだ春はるの芽めを吹ふいておらんのがある。割合わりあいに枝えだのこまない所ところは、依然いぜんとして、うららかな春はるの日ひを受うけて、萌もえ出でた下草したくささえある。壺つぼ菫すみれの淡あわき影かげが、ちらりちらりとその間かんに見みえる。

池畔周围生长着许多杂树，至于究竟有多少株却难以数清。其中不乏还没有吐露春芽者。在杂树稀疏之处甚至生长着发芽不久的杂草，正沐浴着和煦的阳光。杂草间则隐隐约约地可以看到堇菜那淡淡的身影。

此刻的你，有没有联想到杨万里的那首《小池》呢？

同样是在写小池，夏目漱石笔下春天的镜池是藏在曲径幽处的顽劣少年，杨万里诗中夏季的小池则像是一个娇小柔美的女子——

小池 | 杨万里

泉眼无声惜细流，树阴照水爱晴柔。

小荷才露尖尖角，早有蜻蜓立上头。

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