【天声人语・有声版】梅雨の晴れ間に(20210629)
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梅雨の晴れ間に
梅雨季的珍贵晴天
图片来源:Bing
洗濯機を回すべきか、回さざるべきか。梅雨のこの季節は、刻々と変わる気象情報が気になって仕方ない。洗うのを諦めたのに少し日が差せば、悔しい思いもする。〈梅雨は降り梅雨は晴るるといふことを〉後藤夜半▼
该不该洗衣服呢。在梅雨季节,人们不得不时刻关注变化无常的天气情况。如果决定不洗衣服后又出了一点太阳,还是会令人懊悔不已。“梅雨 有落有晴”后藤夜半作。
きのうの関東は梅雨の晴れ間となり、我が家もタオルやシャツをお日さまにあてることができた。庭のキュウリやトマトも満身に日を浴びている。洗濯物が光合成をするわけではないが、何だかエネルギーを吸収しているような▼
昨天关东地区迎来了梅雨季节的短暂晴天,我家也趁机晒了毛巾和衬衫。院子里的黄瓜、西红柿也都沐浴在阳光中。虽然洗的衣服并不能进行光合作用,但总感觉像是吸收了能量一般。
英国の作家カズオ・イシグロの近刊『クララとお日さま』は、太陽の恵みを信じるロボット「クララ」の物語だ。「お日さまに出会えた運のいい日は、顔を前に突き出し、できるだけたくさんの栄養をいただこうとしました」(土屋政雄訳)▼
英国作家石黑一雄最新出版的小说《太阳和克拉拉》,讲述了一位深信太阳恩惠的机器人“克拉拉”的故事。“遇上出太阳的好运天,他会把脸向前伸,尽可能多地摄取营养”(土屋政雄译)。
自分のエネルギー源である太陽光が、人間の病気も治すと信じて疑わない。だから病の床にいる少女のため、栄養分を注いでほしいとお日さまにお願いするのだ。雨の季節に読み返すと、クララの思いは間違っていない気がしてくる▼
克拉拉深信自己的能量源泉太阳光也能治好人类的疾病。因此,他请求太阳为卧病在床的少女注入营养成分。在雨季重读这篇故事,便感到克拉拉的想法并没有错。
本の表紙にあるのは大きなヒマワリである。「日輪草(にちりんそう)」や「日車(ひぐるま)」の名前もあり、英語では「サンフラワー」。人々は昔から、そこに小さな太陽を見たのだろう。他の草花を見下ろすようにすっくと立つ姿に今年も出会うことができた▼
这本小说的封面印着一朵巨大的向日葵。“向日葵也被称作‘日轮草’或‘日车’,英文叫做‘sunflower’。”人们从很久以前就将其看作小太阳了吧。今年我也见到了向日葵挺立的身影,仿佛在俯视其他一众花草般。
〈向日葵(ひまわり)の百人力の黄なりけり〉加藤静夫。雨でもそれほど冷え込まなくなったのは、盛夏が近づいているからだろう。気がつくと百日紅(さるすべり)や木槿(むくげ)なども我が物顔で咲き始めている。
“向日葵黄得耀眼夺目”加藤静夫作。即便落雨也并不感觉十分寒冷,许是因为临近盛夏吧。回过神来,百日红、木槿等花朵也已经傲然绽放。
单词整
理
言ふ(いふ)
①言葉で表現する。言う。話す。
②(詩歌を)詠む。吟ずる。
③〔「…といふ」の形で〕呼ぶ。
④うわさをする。評判を立てる。
すっくと
速やかに勢いよく立ち上がるさま、まっすぐ直立しているさまなどを形容する副詞的表現。
なりけり
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形+過去の助動詞「けり」》…であった。…であったという。…であったよ。
梅雨の晴れ間(つゆのはれま)
梅雨の期間中に生じる晴れ間のこと。梅雨の晴れ間には、気温が上昇し、湿度が高い状態になる。
背景补充
サー・カズオ・イシグロ(Sir Kazuo Ishiguro OBE FRSA FRSL、漢字表記: 石黒一雄 、1954年11月8日 - )は、長崎県出身の日系イギリス人小説家である。1989年に長編小説『日の名残り』で英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を、2017年にノーベル文学賞を受賞した 。Knight Bachelor 。ロンドン在住。
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翻译:トトロ
朗读:大步
校对:咖啡
总校:咖啡
排版:云壹