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荐书 | 渡边将智《东汉政治制度研究》(总08期)
渡边将智,1978年千叶県生まれ。现职、早稲田大学长江流域文化研究所招聘研究员、大东文化大学文学部非常勤讲师。専门は汉代政治制度史(官制史)、后汉政治史。2001年二松学舎大学文学部中国文学科卒业。2010年早稲田大学大学院文学研究科史学(东洋史)専攻博士后期课程修了、博士(文学)取得。2007~2008年大东文化大学人文科学研究所兼任研究员(本データはこの书籍が刊行された当时に掲载されていたものです)
现代中国の政治体制は、前近代から続く歴史の流れのなかで、辛亥革命や国共内戦を経て次第に形成されてきた。故に、前近代中国の皇帝支配体制に目を向けて、その実态を把握することは、现代の政治体制の形成过程とその内容をより深く理解し、かつ将来的な课题に対応していくための基盘として必要不可欠である。本书では、前近代中国の皇帝支配体制の実态を明らかにすることを目的に、后汉期の政治制度の构造を重点的に论考する。
第一节 先行研究の展开
一 黎 明 期
二 継 承 期
三 再検讨期
四 先学の所论の要点
第二节 残された検讨课题
第三节 本书の构成
第一章 后汉における宦官の制度的基盘と尚书台
第一节 宦官の制度的基盘と「省尚书事」
第二节 「省尚书事」の再検讨
一 「汉家の旧典」の内容
二 宣帝期以降の前汉の侍中・中常侍と「省尚书事」
第三节 后汉の中常侍と「顾问应对」
一 「顾问应对」の内容
二 后汉洛阳城の基本构造と诸官の発言の场
第四节 宦官の政治活动とその制度的基盘
第二章 后汉における外戚の制度的基盘と尚书台――梁冀政権を事例として
第一节 「跋扈将军」の権势
第二节 桓帝の拥立と「録尚书事」
一 「録尚书事」と「领尚书事」
二 「録尚书事」と「师傅の官」
三 「録尚书事」の内容
第三节 元嘉元年の殊典赐与と「平尚书事」
一 「平尚书事」の内容
二 「平尚书事」と殊典
第四节 梁冀政権の崩壊とその制度的基盘
第五节 外戚の制度的基盘
第三章 「三公形骸化说」の再検讨――『昌言』法诫篇の解釈をめぐって
第一节 「三公形骸化说」と『昌言』法诫篇
第二节 法诫篇の再検讨
一 「台阁」の解釈[Ⅰ]
二 「台阁」の解釈[Ⅱ]
三 「台阁」の解釈[Ⅲ]
四 「台阁」の解釈[Ⅳ]
五 法诫篇の解釈
第三节 三公の职务と法诫篇
第四节 三公に対する皇帝の认识
第四章 后汉における公府・将军府と府主
第一节 公府・将军府による政策案の作成・审议
一 政策案の审议と朝堂・百官朝会殿
二 政策案の作成と官衙・百官朝会殿
第二节 三公府による政策案の事前审査
第三节 尚书台と政策案の作成・审议の关系
一 政策案の审议との关系
二 政策案の作成との关系
第四节 公府・将军府による政策案の作成・审议の渊源
一 前汉武帝期における政策案の作成・审议
二 霍氏政権期における政策案の作成・审议
三 霍氏诛灭后における政策案の作成・审议
第五节 皇帝の决裁と府主の役割
第五章 政策形成と文书伝达――后汉尚书台の机能をめぐって
第一节 上奏文の伝达
一 上奏文の作成と上奏
二 上奏文の伝达と尚书台
第二节 上奏文の决裁と诏の伝达
一 上奏文の审议と决裁
二 决裁の授受と尚书台の官衙の位置
三 诏の起草と伝达
第三节 政策形成・文书伝达の复元
第四节 后汉における尚书台の机能
第六章 后汉洛阳城における皇帝・诸官の政治空间
第一节 皇帝・皇太后の执务场所と生活空间
第二节 诸官の执务场所とその役割
一 诸官の执务场所と后汉洛阳城
二 侍中・中常侍・大夫・议郎の役割
第三节 后汉政治制度の基本构造
第四节 后汉政治制度の形成过程
一 武帝期以降の长安城と诸官の执务场所
二 侧近官の缩小再编成と政治制度の改编
第七章 政治空间よりみた后汉の外戚辅政――后汉皇帝支配体制の限界をめぐって
第一节 外戚と「辅政」
第二节 内戚辅政から外戚辅政へ
一 内戚辅政の挫折
二 外戚辅政の萌芽
第三节 外戚政権と政治空间
一 窦氏政権と后汉洛阳城
二 窦氏诛灭と「改编」
三 「改编」以后の外戚政権
〔Ⅰ〕邓氏政権
〔Ⅱ〕梁氏政権
〔Ⅲ〕「改编」以后の外戚政権と后汉洛阳城
第四节 后汉における皇帝支配体制の限界
一 外戚の就任官とその执务场所の変迁
二 后汉皇帝支配体制とその限界
终 章 汉王朝の皇帝支配体制の特色とその展开
第一节 本书で検证された内容
一 宦官の制度的基盘について
二 外戚の制度的基盘について
三 「三公形骸化说」について
四 公府・将军府の机能と府主の役割について
五 尚书台の机能について
六 后汉の政治制度の基本构造とその形成过程について
七 后汉の皇帝支配体制の限界について
第二节 汉王朝の皇帝支配体制の特色と曹魏における継承・発展
补 论 后汉における「内朝官」の解体と九卿の再编――少府・光禄勲を中心として
第一节 「内朝官」と「职属」・「文属」
第二节 后汉洛阳城と少府の属官
一 少府に「职属」する属官とその执务场所
二 少府に「文属」する属官とその执务场所
〔Ⅰ〕士人専任の属官
〔Ⅱ〕宦官専任の属官
第三节 后汉洛阳城と光禄勲の属官
一 光禄勲に「职属」する属官とその执务场所
二 光禄勲に「文属」する属官とその执务场所
第四节 「职属」・「文属」の区别とその基准
第五节 「内朝官」の改编とその制度的な背景
引用参考文献一覧
初 出 一 覧
英 文 要 旨
索 引
袁亚铮《东汉晚期陈留文人群体研究》出版
朱浒《东汉佛教入华的图像学研究》出版
杨思贤《子书与东汉学术转型》出版
张宗品《校书与修史:东观与东汉帝制文化整合》出版宋杰《汉代宫廷居住研究》出版
邢义田《画外之意:汉代孔子见老子画像研究》出版
崔向东等《汉代豪族文化与精神世界研究》出版黎明钊编:《东汉的法律、行政与社会:长沙五一广场东汉简牍探索》出版