【ふりがな付き】国産太陽光無人機「彩虹」、近宇宙テスト飛行に成功

中国航天科技集団公司第十一研究院が13日(にち)に発表(はっぴょう)した情報(じょうほう)によると、同研究院(どうけんきゅういん)が独自(どくじ)に開発(かいはつ)した新型太陽光無人機(しんがたたいようこうむじんき)「彩虹」がこのほど、中国北西部(ちゅうごくほくせいぶ)で近宇宙(きんうちゅう)テスト飛行(ひこう)に無事成功(ぶじせいこう)したことが明(あき)らかとなった。

これは中国(ちゅうごく)が初(はじ)めて開発(かいはつ)に成功(せいこう)した大型超航続時間近宇宙太陽光無人機(おおがたちょうこうぞくじかんきんうちゅうたいようこうむじんき)で、米国(べいこく)に次(つ)ぐ大(おお)きさと重量(じゅうりょう)を持(も)つ。重要技術(じゅうようぎじゅつ)と設備(せつび)の100％国産化(こくさんか)を実現(じつげん)。これは中国(ちゅうごく)が近宇宙空間(きんうちゅうくうかん)を開発(かいはつ)・利用(りよう)する重要(じゅうよう)な基礎的手段(きそてきしゅだん)であり、中国(ちゅうごく)は米英(べいえい)に続(つづ)き世界(せかい)で3番目(ばんめ)に近宇宙太陽光無人機技術(きんうちゅうたいようこうむじんきぎじゅつ)を会得(えとく)した国(くに)になった。

 同研究院無人機担当者(    どうけんきゅういんむじんきたんとうしゃ)の石文氏(　　し)によると、新型無人機(しんがたむじんき)は太陽(たいよう)エネルギーを動力源(どうりょくげん)とし、超航続時間(ちょうこうぞくじかん)の特長(とくちょう)を備(そな)え、将来的(しょうらいてき)な宇宙滞在期間(うちゅうたいざいきかん)は数(すう)ヶ(か)月(げつ)から数年(すうねん)に達(たっ)する見通(みとお)しだ。飛行高度(ひこうこうど)は20キロ以上(いじょう)、任務(にんむ)エリアも広範(こうはん)で、「準衛星(じゅんえいせい)」の特長(とくちょう)を備(そな)えている。フレキシブルに配備(はいび)でき、コストパフォーマンスが高(たか)いといったメリットにより、軍民融合分野(ぐんみんゆうごうぶんや)で広(ひろ)く応用(おうよう)できる。これには重大自然災害(じゅうだいしぜんさいがい)の早期警戒(そうきけいかい)、常態化海域監督管理(じょうたいかかいいきかんとくかんり)、緊急救助(きんきゅうきゅうじょ)・災害救助(さいがいきゅうじょ)、テロ対策(たいさく)・治安維持(ちあんいじ)などの公益事業(こうえきじぎょう)、さらには過疎地(かそち)のWi-Fi接続(せつぞく)、モバイル通信(つうしん)、デジタルテレビ放送(ほうそう)などのビジネス・産業(さんぎょう)が含(ふく)まれる。

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