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在中国播放量破亿,中日都爆火的这部日本动画是?

沪江日语 沪江日语 2019-06-23

7月から放送されているアニメ『はたらく細胞』をご存知だろうか? 人間の細胞を擬人化したアニメとして話題になっており、「白细胞」、「赤血球」、「血小板」、「ヘルパーT細胞」といった細胞たちが体内で活躍する物語だ。第1話「肺炎球菌」、第2話「すり傷」、第3話「インフルエンザ」と、怪我や病気の名前がタイトルになるなど、かなりシュールだが、細胞のメカニズムをちゃんと説明しているところが教育に役立つという声も多く、消費されつくした感のある“擬人化アニメ”の頂点との呼び声も高い。
你听说过今年7月开播的动画《工作细胞》吗? 这部将细胞拟人化的动画成为了话题,讲述的是“白细胞”“红细胞”“血小板”“辅助性T细胞”等细胞在人体内活动的故事。 第一集“肺炎链球菌”,第二集“擦伤”,第三集“流行性感冒”,每集都以伤病的名称作为标题,虽说有点超现实,但准确地解释说明了细胞的运作机制,非常具有教育意义,很多人认为这部作品是被过度消费的“拟人动画”的顶峰之作。


擬人化こそがアニメーションの根幹? 古来から日本には“擬人化”を受け入れる風土が
拟人化是动画的基础?自古以来,日本就传承着“拟人化”传统


そもそも、日本における“擬人化”の歴史は12世紀ごろに描かれた国宝『鳥獣戯画』までさかのぼるとされる。兎や猿、蛙が弓矢を引き、相撲を取るなど“人間のように”描かれ、2016年にはスタジオジブリによってアニメ化されたCMで耳目をさらった。また、古いおとぎ話では『桃太郎』の犬、猿、キジは会話を行い、『鶴の恩返し』も鶴が女性の姿になるなど、古来から日本には“擬人化”を受け入れる風土があった。
据说日本的“拟人化”历史可追溯到12世纪时期绘制的国宝“鸟兽戏画”。 兔子、猴子和青蛙被描绘成会拉弓射箭,会摔跤的人类模样,而2016年吉卜力工作室制作的《鸟兽戏画》动画版广告也引人瞩目。 此外,在古老的童话故事《桃太郎》中的狗、猴和雉鸡会说话,《仙鹤报恩》中的仙鹤变身为女性等等。自古以来日本就传承着“拟人化”的传统。


そんな中、昨今のアニメブームにおける“擬人化”の起源は、備長炭を擬人化した『びんちょうタン』と言われている。その後、海洋生物を擬人化した『侵略!イカ娘』のヒット以降、鉄道、国家など、多種多様な擬人化が一般化していく。
而据称被认为是近来“拟人化”动画热潮起源的是将备长炭拟人化的作品《备长炭》。 之后,将海洋生物拟人化的作品《侵略!乌贼娘》大获成功,铁路、国家等各种拟人化作品开始普遍起来。


中でも『ヘタリア Axis Powers』(国)、『刀剣乱舞-ONLINE-』(刀の男子化)、『けものフレンズ』(動物)などが人気を獲得。また、『ミラクル☆トレイン ~中央線へようこそ~』(中央線などの駅の男子化)、『MS少女』(モビルスーツの美少女化)、『俺タワー -Over Legend Endless Tower-』(建設機械?工具の美少女化)といった、かなりニッチな擬人化作品も。
其中,《黑塔利亚》(国家),《刀剑乱舞ONLINE》(剑的男性化),《兽娘动物园》(动物)等作品都很有人气。 此外,也出现了《奇迹列车~欢迎来到中央线~》(中央线等车站的男性化),《MS少女》(机动战士的美少女化),《我的魔塔 ~超越传说无尽之塔~》(建设机械、工具的美少女化) 这样非常小众的拟人化作品。


そのほか、『文豪ストレイドッグス』では、太宰治や芥川龍之介といった文豪たちを、擬人化を超えた“別キャラ化”させた作品も。また人気の『Fate』シリーズでは、アーサー王、ヘラクレス、佐々木小次郎などが、性別を変えて“別キャラ化”して登場している。
除此之外,在《文豪野犬》中,对太宰治和芥川龙之介等大文豪进行了超越拟人化的重新塑造,打造成了完全不同的角色。 同样在人气作品《Fate》系列中,亚瑟王、赫拉克勒斯和佐佐木小次郎等角色改变了性别,以完全不同的形象出场。


しかし、本来口を利かない動物や物体との対話は、日本に限らず人類の妄想の産物として古くからあり、擬人化は世界的にアニメーションの根幹とも言える。まさにディズニーアニメの『ミッキーマウス』がその代表例で、動物が意思を持ち、会話をしている。実写では再現が難しいテーマを掲げることこそ、まさにアニメーションの魅力と言っても過言では無いだろう。
但是,和不会说话的动物或者物体对话,其实是作为人类妄想的产物自古就存在,不仅仅是日本,拟人化可以说是全世界动画的基础。 事实上,迪斯尼动画片《米老鼠》就是一个典型的例子,动物有自己的想法,会说话交流。 可以毫不夸张地说,以现实生活中难以再现的事物作为主题正是动画的魅力所在。

特に、日本が“擬人化大国”と言われるのは、古来より“八百万の神”と言うように、「森羅万象すべての物に魂が宿る」という多神教的な考えがあった。また、昨今の日本の擬人化作品は、日本特有の“萌え”文化がミックスされた「萌え擬人化作品」が多いのが特徴だ。
特别是,被称为“拟人大国”的日本,自古就有“八百万神”的说法,认为“世间万物都有灵魂”,有多神论的观念。 此外,最近日本拟人作品的特征在于,大多数作品都是融入了日本独有的“萌”文化的“萌拟人化作品”。

生きてるだけで聖地巡礼? 細胞のメカニズムを学べる点が人気の秘訣
活着就能完成圣地巡礼?《工作细胞》人气的秘诀在于能学到细胞真实运作的机制


数々の擬人化作品が作られ、どんどんインフレを起こしている中、“擬人化アニメの極み”とも言える体内細胞擬人化アニメ『はたらく細胞』が人気となっている。漫画『はたらく細胞』は2015年に漫画家・清水茜氏によって『月刊少年シリウス』(講談社)に連載が開始され、人体に37兆個以上いると言われる細胞たちが働く姿を、コミカルに擬人化。
大量拟人化作品产出,市场开始饱和的时候,将体内细胞拟人化的动画《工作细胞》突然火了起来,它也被人称为“拟人动画的顶峰之作”。漫画《工作细胞》的作者是清水茜,于2015年在《月刊少年天狼星》(讲谈社)上开始连载,人体中据说有超过37万亿的细胞,她用诙谐幽默的方式将他们的工作姿态拟人化地呈现了出来。


7月からアニメ化され、『dアニメストア』が行った「今期何見てる?2018夏アニメ人気投票」で堂々の1位。「生きてるだけで聖地巡礼」「推しが体内にいる」と言うパワーワードがネットでも流行するほど。夏に開催された「コミックマーケット94」で、同アニメのコスプレイヤーが多かったことからも人気のほどが分かる。
这部作品从7月起被改编为动画,在日本在线动画网站“d动画商店”举办的“2018年夏季人气动画投票”中获得第一名。甚至"活着就能完成圣地巡礼“”喜欢的角色就在自己的身体里”一些段子也在网上流行起来。在夏季举办的“Comic Market94”中,有许多人cos了这部动画中的角色,由此也可以知道它受欢迎的程度。


人気の理由の一つとして、キャラクターたちが個性的で非常に魅力的な点にある。「赤血球」は明るくて可愛いが、おっちょこちょいな面もある美少女。彼女を助ける「白细胞」は、「外部から体内に入ってきた異物の除去」を仕事として、「ばいばい菌だ」が決め台詞のクールなイケメン。さらに「血小板」は幼稚園児くらいの小さくて可愛らしい少女。「キラーT細胞」は癌細胞などの異物を破壊する攻撃的で威勢の良い“殺し屋”を担っている。ほかにも、悪玉菌、病原体、寄生虫として「肺炎球菌」「黄色ブドウ球菌」「スギ花粉」などが、典型的なモンスター型のキャラクターとして描かれている。
受欢迎的原因之一是角色独特的个性且极具吸引力。 “红细胞”是美少女,虽然开朗又可爱,但也有粗心冒失的时候。 帮助她的“白细胞”是冷酷的帅哥,他的工作是“清除外部闯入体内的异物”,口头禅是“拜拜菌”。 另外“血小板”是和幼儿园孩子大小的可爱小女孩。 “杀手T细胞”是具有攻击性令人生畏的“杀手”,它可以摧毁癌细胞等异物。 此外,“肺炎链球菌”“金黄色葡萄球菌”“杉树花粉过敏原”等有害细菌、病原体和寄生虫则被塑造成了典型的具有怪物特征的形象。


細胞のメカニズムや人体の仕組みを学ぶことができる“教育アニメ”として見ることもでき、勉強になるとネットで話題。「先週のを見ましたが、(テストに)まんま出ましたよ(笑)」「看護師歴30年の母親に見てもらいましたが、『とってもわかりやすいし、将来医療関係の職に就きたいなら見て損はしない』と言ってもらえました」と、実際に、看護学生などからの評価も高い。
这部作品也被看作是“教育动画”,能学习细胞运作机制和人体构造,看完能有所收获,在网上成为了热门话题。 “我上周看了动画,然后(测验里)就考到了(笑)”“有30年护理经验的妈妈让我看,还对我说‘这部动画通俗易懂,如果将来想从事和医疗相关的工作,看了不吃亏。“事实上,这部动画在护理学生之间的评价也很高。

そのほか、「『野菜食べないと赤血球ちゃんがいま困ってるよ』『キラーT細胞さんの力が出なくなるからお菓子ばかりはダメ』というと、野菜を食べるようになったりした」など子どものしつけにも役に立っている様子。
除此之外,似乎对教导孩子也很有帮助。“我和孩子们说’你不吃蔬菜的话,红细胞会很困扰的‘’杀手T细胞会没有力气工作,所以不能光吃甜食’孩子们就开始吃蔬菜了” 。


「熱中症」回を無料公開など神対応も話題に! スピンオフ、舞台化も
免费播放《中暑》一集的神操作也成为话题!会有续集,也会改编为舞台剧


また、今年の夏は酷暑ということもあり、漫画版第6話「熱中症」を公式サイトで、全ページ無料で公開するという粋な計らいも行った。今後も新たな展開が決まっており、11月には 舞台化も決定している。そのほか、スピンオフ作品も多数作られ、『はたらく細菌』は、菌を擬人化した漫画で、『なかよし』にて連載中。『はたらかない細胞』は赤血球の幼少期とも言える“赤芽球”たちの物語。『はたらく細胞BLACK』は“不健康な体”=“ブラック企業”で働く細胞たちの話を描いている。
另外,今年(日本的)夏天非常炎热,所以第6集《中暑》的漫画在官方网站上免费公开了,是时机恰当的神操作。这之后故事会有新的展开,同时其舞台剧决定在11月公开。此外,还出了许多后续作品,《工作细菌》将细菌拟人化,在漫画杂志《好朋友》上连载。 《不工作的细胞》讲述的是未成熟的“成红血细胞”的故事。《工作细胞BLACK》描述了在“不健康的身体”即“黑心公司”中工作的细胞的故事。


『はたらく細胞』のウィキペディアを見てみると、およそアニメを紹介しているページとは思えず、まるで医学用語の解説のようなページになっており、学術的にも正しい考証と裏付けがあることがうかがえる。
如果你去看《工作细胞》的维基百科页面,完全不像介绍动画的页面,反而更像是医学术语解释的页面,可以看出这部作品在学术上也是有理有据的。

現在、ある種、飽和状態にある“擬人化アニメ”界ではあるが、まだまだ新しい可能性は残されており、おそらく今後も驚きの設定や新基軸の擬人化アニメが作られるだろう。次にヒットする擬人化の対象が何になるのか気になるところだ。
目前,“拟人动画”市场虽然某种程度上已经处于饱和的状态,但是仍然有很多新的可能,今后也会制作拥有新奇的设定和新方案的拟人化动画。很期待下一部深受大众喜爱的拟人化作品的出现。

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