温馨的日语美文08-浦岛太郎
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汉语版在后边。
むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎という若者がいました。
浦島さんが海辺を通りかかると、子どもたちが大きなカメを捕まえていました。
そばによって見てみると、子どもたちがみんなでカメをいじめています。
「おやおや、かわいそうに、放しておやりよ」
「いやだよ。おらたちが、やっと捕まえたんだもの。どうしようと、おらたちの勝手だろ」
見るとカメは涙をハラハラとこぼしながら、浦島さんを見つめています。
浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出して言いました。
「それでは、このお金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれ」
「うん、それならいいよ」
こうして浦島さんは、子どもたちからカメを受け取ると、
「大丈夫かい? もう、捕まるんじゃないよ」
と、カメをそっと、海の中へ逃がしてやりました。
さて、それから二、三日たったある日、浦島さんが海に出かけて魚を釣っていると、
「・・・浦島さん、・・・浦島さん」
と、誰かが呼ぶ声がします。
「おや? 誰が呼んでいるのだろう?」
「わたしですよ」
すると海の上に、ひょっこりとカメが頭を出して言いました。
「このあいだはありがとうございました」
「ああ、あの時のカメさんかい」
「はい、おかげで命が助かりました。ところで浦島さんは、竜宮へ行った事がありますか?」
「竜宮? さあ? 竜宮って、どこにあるんだい?」
「海の底です」
「えっ? 海の底へなんか、行けるのかい?」
「はい。わたしがお連れしましょう。さあ、背中へ乗ってください」
カメは浦島さんを背中に乗せて、海の中をずんずんともぐっていきました。
海の中にはまっ青な光が差し込み、コンブがユラユラとゆれ、赤やピンクのサンゴの林がどこまでも続いています。
「わあ、きれいだな」
浦島さんがウットリしていると、やがて立派なご殿へ着きました。
「着きましたよ。このご殿が竜宮です。さあ、こちらへ」
カメに案内されるまま進んでいくと、この竜宮の主人の美しい乙姫さまが、色とりどりの魚たちと一緒に浦島さんを出迎えてくれました。
「ようこそ、浦島さん。わたしは、この竜宮の主人の乙姫です。このあいだはカメを助けてくださって、ありがとうございます。お礼に、竜宮をご案内します。どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」
浦島さんは、竜宮の広間ヘ案内されました。
浦島さんが用意された席に座ると、魚たちが次から次へとごちそうを運んできます。
ふんわりと気持ちのよい音楽が流れて、タイやヒラメやクラゲたちの、それは見事な踊りが続きます。
ここはまるで、天国のようです。
そして、
「もう一日、いてください。もう一日、いてください」
と、乙姫さまに言われるまま竜宮で過ごすうちに、三年の月日がたってしまいました。
ある時、浦島さんは、はっと思い出しました。
(家族や友だちは、どうしているだろう?)
そこで浦島さんは、乙姫さまに言いました。
「乙姫さま、今までありがとうございます。ですが、もうそろそろ家へ帰らせていただきます」
「帰られるのですか? よろしければ、このままここで暮しては」
「いいえ、わたしの帰りを待つ者もおりますので」
すると乙姫さまは、さびしそうに言いました。
「・・・そうですか。それはおなごりおしいです。では、おみやげに玉手箱を差し上げましょう」
「玉手箱?」
「はい。この中には、浦島さんが竜宮で過ごされた『時』が入っております。
これを開けずに持っている限り、浦島さんは年を取りません。
ずーっと、今の若い姿のままでいられます。
ですが開けてしまうと、今までの『時』が戻ってしまいますので、決して開けてはなりませんよ」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
乙姫さまと別れた浦島さんは、またカメに送られて地上へ帰りました。
地上にもどった浦島さんは、まわりを見回してびっくり。
「おや? わずか三年で、ずいぶんと様子が変わったな」
確かにここは浦島さんが釣りをしていた場所なのですが、何だか様子が違います。
浦島さんの家はどこにも見あたりませんし、出会う人も知らない人ばかりです。
「わたしの家は、どうなったのだろう? みんなはどこかへ、引っ越したのだろうか? ・・・あの、すみません。浦島の家を知りませんか?」
浦島さんが一人の老人に尋ねてみると、老人は少し首をかしげて言いました。
「浦島? ・・・ああ、確か浦島という人なら七百年ほど前に海へ出たきりで、帰らないそうですよ」
「えっ!?」
老人の話しを聞いて、浦島さんはびっくり。
竜宮の三年は、この世の七百年にあたるのでしょうか?
「家族も友だちも、みんな死んでしまったのか・・・」
がっくりと肩を落とした浦島さんは、ふと、持っていた玉手箱を見つめました。
「そう言えば、乙姫さまは言っていたな。
この玉手箱を開けると、『時』が戻ってしまうと。
・・・もしかしてこれを開けると、自分が暮らしていた時に戻るのでは」
そう思った浦島さんは、開けてはいけないと言われていた玉手箱を開けてしまいました。
モクモクモク・・・。
すると中から、まっ白のけむりが出てきました。
「おおっ、これは」
けむりの中に、竜宮や美しい乙姫さまの姿がうつりました。
そして楽しかった竜宮での三年が、次から次へとうつし出されます。
「ああ、わたしは、竜宮へ戻ってきたんだ」
浦島さんは、喜びました。
でも玉手箱から出てきたけむりは次第に薄れていき、その場に残ったのは髪の毛もひげもまっ白の、ヨポヨポのおじいさんになった浦島さんだったのです。
おしまい
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汉语翻译
很久很久以前,有一个村子里住着一位心地善良的叫浦岛太郎的年轻人。
有一天,浦岛太郎经过海边的时候,看到了孩子们抓到了一只很大的海龟。浦岛太郎就走近一看,看到孩子们正在玩弄海龟,于是浦岛太郎就对孩子们说:“啊呀,这只海龟真可怜啊,把它放回海里吧。”
“不要。我们可是很辛苦才抓到它的。我们喜欢怎样就怎样。”孩子们说。
浦岛太郎一看,海龟正一边流着眼泪一边直直地看着他。
于是,浦岛太郎就拿出钱来伸到孩子面前说:“那我给你们钱,你们把海龟卖给我吧。”
“好,这样的话就可以。”
就这样,浦岛太郎从孩子们那里拿到了海龟,并对海龟说:“没事吧?不要再被抓到哦。”说完后,就把海龟轻轻地放回海里。
在那之后,过了两三天的某一天,浦岛太郎出海钓鱼。突然不知道是谁在叫:“浦岛太郎,,,浦岛太郎。”
“嗯?是谁在叫我啊?”
“是我啊。”于是海龟突然出现在海面上说:“上次谢谢你救了我。”
“哦,是那个时候的海龟啊。”浦岛太郎说。
“嗯,多亏了你才保住了性命。想问一下,浦岛太郎你去过龙宫吗?”
“龙宫?什么?龙宫在哪里啊?”
“在海底。”
“什么?去海底什么的,去得了吗?”
“嗯嗯,我带你去。快,坐上我的背吧。”海龟让浦岛太郎坐上他的背后,就往海里很快地潜下去了。
蔚蓝色的光洒进深海里,昆布在悠悠地摇来摇去,到处都是红色和粉红色的珊瑚林。
“哇,真好看。”正当浦岛太郎看得入迷的时候,不久就到达了宏伟的宫殿了。
“到了,这座宫殿就是龙宫了,快,快往这边走。”说完,
海龟就带了浦岛太郎进去,这时,这座宫殿的龙王的美丽的公主和色彩缤纷的鱼群们一起出来迎接浦岛太郎。
“欢迎欢迎,浦岛太郎。我是这座宫殿的公主。之前真是谢谢你救了海龟。作为回礼,就让我带你参观龙宫吧。来,慢慢看。”公主说完,
浦岛太郎就被带到了龙宫的大厅。浦岛太郎坐上早已准备好的座位后,鱼们就连续地把好吃的端上来。
大厅里放着舒缓好听的音乐,鯛,比目鱼和水母们正在跳着好看的舞蹈。这里,简直就是天国。
就这样,在公主的“再留一天,再留一天吧”的劝说中,浦岛太郎在龙宫生活了三年。
有时候,浦岛太郎会突然想到:“家人和朋友们怎么样了呢?”
于是浦岛太郎对公主说:“公主,很感谢你一直以来的款待。但我是时候应该回家了。”
“要回去?可以的话,就这样在这里生活怎么样?”
“不了不了,家里还有人等我呢。”
听到这里,公主很寂寞地说:“这样啊,这可真是依依不舍啊。那,作为礼物,我就把这个玉匣送给你吧。”
“玉匣?”
“是的。在这里面放进了浦岛太郎在龙宫度过的‘时间’。只要不打开这个的话就这样放在身边,你就不会变老。可以一直这么年轻。但是,一旦打开了的话,在龙宫度过的‘时间’就会返回来,所以一定不可以打开。”
“好,我知道了。谢谢。”和公主告别后,浦岛太郎又再一次被海龟背着送回地上。
回到地上的浦岛太郎四处看了一下周围后,大吃一惊,说:“呃?才三年而已,怎么变了这么多啊。”
确实这里是浦岛太郎钓鱼的地方,但总觉得变得不一样了。
浦岛太郎的家也不见了,看见的人也不认识。
“我的家怎么了?大家去了哪里了?搬家了?。。。那个,不好意思啊,你知道浦岛的家在哪里吗?”
浦岛太郎问了一个老人,老人歪了歪头说:“浦岛?啊啊,好像是有一个叫浦岛的人七百年前出海钓鱼后就没回来了。”
“什么!?”听到了老人的话,浦岛太郎大吃一惊。在龙宫的三年就相当于这个世界的七百年吗?
“家人朋友们大家都死了啊。。。”
突然无力地垂下肩膀的浦岛太郎一直看着玉匣,说:“对了,公主好像说过打开这个玉匣的话就可以返回时间了。说不定打开这个,就能回到自己以前的生活了。”
这样想的浦岛太郎就把不可以打开的玉匣打开了,
然后在里面就出现了白色的烟幕。
“哦,这就是。”
在烟雾中,放映出龙宫和美丽的公主。接着,在龙宫幸福的三年生活也映出来。
“啊啊,我回到了龙宫了。”浦岛太郎很开心的说到。
但是,随着从玉匣出来的烟雾变薄,浦岛太郎也变成了一个白头发,白胡须的没有精神的老爷爷了。
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