【有声美文】万叶恋歌-樱之章12-神谷浩史
万叶恋歌-樱之章12
朗读/神谷浩史
「うっ、写真落としたよ。」
“嗯~相片掉了。”
拾った写真に目をやると、そこには丸くなって気持ちよさそうに眠る一匹の猫が映っていた。
看了一眼捡起的相片,上面是一只圆圆的、安睡着的猫。
「猫?どうしたんだ、これ。飼ってるの?」
“猫?怎么回事,这是,她养的吗?”
何度も可愛いでしょと自慢されると、俺は猫にさえ嫉妬してしまう。
好几次她都很自豪地说:“很可爱吧?”,结果我居然嫉妒起那只猫了。
「そんなに可愛い猫なら、ぜひ会わせてよ。実は俺も、結構猫好きなんだよ。」
“如果真的是那么可爱的猫的话,一定要让我看看。其实我也是非常喜欢猫的。”
その次の休日、俺はお土産のネコ缶が入った、コンビニ袋を揺らしながら、家へと向かっていた。
接下来的那个假日,我带着作为礼物的猫粮罐头去她家,一边晃着便利店的袋子一边向她家里走去。
(ドアベルの音。ドアが開くと、にゃあ~)
(门铃声。开门的声音。喵~~)
「あはっ、大人しいなあ。抱っこされても嫌がらないんだ。可愛いなあ!写真で見るよりも丸々として、毛並みもきれいだなあ。」
“啊~好乖啊!被抱着也没有反抗情绪。真可爱啊!比照片上还要圆圆的、毛也梳理得很漂亮。”
猫は俺と目が合ったかと思うと、部屋の奥へと消えていった。俺の大人気ない嫉妬に気付いたからかもしれない。なんて勘のいい猫なんだ。
猫看了我一眼,很快消失在了里屋。可能是感觉到我不够成熟的嫉妒了吧。真是只敏感的猫啊!
「行っちゃったなぁ。俺のこと怖かったのかなあ、なんて。ごめん、もう少しだけこのままでもいい?猫だけずるい。」
“走掉了。可能是害怕我吧,我想。抱歉,就这样再呆一会好吗?只有猫的话就太狡猾了。”
---うつたへに まがきの姿 見まく欲り 行かむと言へや 君を見にこそ---
『并非说,欲将篱笆看,只为见君面。』
あなたの庭が見たいと言ったのはあなたに会いたかったから。
——说想看看你家的院子其实是想见你。
俺の場合は猫だったけど、今度はあの猫とも仲良くなれたらいいな。
我的立场是为了猫,下次能和那只猫好好相处就好了。
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