坂東玉三郎を虜にした【昆劇】の名演目が目白押し！

　日本では坂東玉三郎の出演で有名になった昆劇（昆曲）。蘇州東部の崑山一帯で発祥し、蘇州を中心に発展した。京劇よりも歴史は古く、京劇に多大な影響を与えた演劇として知られている。非常に繊細な音楽と繊細な唄、そして繊細な演技方法が特徴。あの坂玉を虜にした昆劇を鑑賞できる絶好の機会です。

昆曲《牡丹亭》

【日時】3月29日（金）19：30～21：40

【会場】天津大剧院　歌劇場（河西区平江道58号）

【料金】80・180・280・380元

【演出】北京昆曲劇院

【予約購入】

中国・明代の劇作家の代表作である『牡丹亭』。古くから愛され、語り継がれてきた貴重な作品として、世界的にも有名な演劇作品です。坂東玉三郎も演技しています。

【あらすじ】

時代は南宋、高官の家柄に生まれた杜麗娘は、両親の厳しいしつけで自由に外にも出れず寂しい思いをしていました。ある日、両親が留守の間にこっそり花園を訪れ、春の暖かな陽気の中うたた寝し、夢の中に現れた柳夢梅という青年と楽しい時間を過ごします。その後、杜麗娘は病気でこの世を去り、彼女の遺体は梅の木の下に葬られるものの、柳夢梅への想いが強く、魂は残ったまま。そして最終的には柳夢梅の力を借り、生き返ることができ、夢の中で出会った柳夢梅と結ばれます。

昆曲《西厢记》

【日時】3月30日（土）19：30～21：30

【会場】天津大剧院　歌劇場（河西区平江道58号）

【料金】80・180・280・380元

【演出】北京昆曲劇院

【予約購入】

昆曲の代表作と言われる『西廂記』。一筋縄ではいかず、幾多の曲折ののち結ばれる恋物語です。

【あらすじ】

旅の書生である張は普救寺で偶然出会ったに一目ぼれ。鶯鶯の母は賊を退散させることができる人に鶯鶯を妻としてやると言い、張珙はその言葉を信じ、賊を退散させたものの、母に裏切られ鶯鶯と結婚できず悲しみに浸ります。そこで鶯鶯の侍女である紅娘が見かねて鶯鶯と張珙との関係を取り持ち、様々な苦難を乗り越え、二人は結ばれます。

昆曲《赵氏孤儿》

【日時】3月31日（日）19：30～21：20

【会場】天津大剧院　歌劇場（河西区平江道58号）

【料金】80・180・280・380元

【演出】北京昆曲劇院

【予約購入】

北方昆曲劇場60周年記念として昆曲の特徴である節回しの繊細さや優美さを改めて読み解き、演じられています。

【あらすじ】

中国春秋時代の晋に武臣は、対立する文臣一族を殺害。医者のは赤ん坊であった遺児を薬箱に入れ連れ去り、遺児は趙家唯一の生存者となります。屠岸賈は遺児を探し出すため、国中の赤ん坊を殺そうとするも、程嬰が我が子を趙家の遺児だと偽り差し出すことで国中の赤ん坊を救います。遺児はその後、皮肉にも屠の養子となり、程嬰から自身の生い立ちの真相を知らされ、そこから一族のかたきを取るために動き出します。

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