书讯|船山徹《六朝隋唐仏教展開史》出版
作者: 船山徹
出版社: 法藏館
出版年: 2019-6
页数: 556
定价: 8,000円+税
装帧: 平装
ISBN: 9784831877246
始めに
第一章 梁代の学術仏教
一 仏典漢訳から見た梁代仏教の位置付け
二 『出要律儀』の希少価値
三 中国に特有の注釈法の始まり
四 綱要書『成実論大義記』
第二章 体用思想の始まり
一 島田虔次説
二 神不滅論と如来蔵思想
三 体・用と漢訳仏典
四 従来の異説
五 約五〇〇年頃の宝亮の語法
六 体と用、本と跡、本と用
第三章 「如是我聞」と「如是我聞一時」──経典解釈の基礎的再考
一 問題の所在
二 「如是我聞」四字を一句とする説
三 漢訳における「如是我聞一時」の例
四 鳩摩羅什の漢訳と自説
五 梁代『大般涅槃経集解』の解釈
六 北魏の菩提流支『金剛仙論』の解釈
七 「一時」を前後双方に?げるインドの注釈
八 中国における対応説
第四章 梁の智蔵『成実論大義記』
一 緒 言
二 智蔵の著作三 方法論的覚書
四 『成実論大義記』佚文
第五章 真諦三蔵の活動と著作
一 真諦の伝記
二 真諦の著作
三 経量部説と正量部説から見た真諦佚文の意義
四 真諦の経典解説法──七つの特徴
五 漢訳の領域を逸脱する注解的要素
六 真諦佚文の意味するもの
結
(附)聖語蔵本「金光明経序」録文
第一章 隋唐以前の戒律の受容史(概観)
一 戒律を求める気運
二 五世紀初頭十年の長安
三 四一〇-一五年頃の寿春と江陵における卑摩羅叉
四 四一五-三〇年頃の建康
五 四一〇-三〇年頃の涼州──菩薩戒の新登場
六 四三〇年代の建康──大乗戒と声聞戒の展開
七 四四〇-六〇年の高昌そして高昌と建康との?がり
八 『梵網経』と『菩薩瓔珞本業経』の出現
第二章 大乗の菩薩戒(概観)
一 中国における菩薩戒の始まり
二 インドの大乗戒
三 中国的展開
第三章 梁の僧祐『薩婆多師資伝』
一 『薩婆多師資伝』の構成と特徴
二 禅の祖統説における『薩婆多師資伝』
結
第四章 隋唐以前の破戒と異端
一 性に関わる事柄──鳩摩羅什ほか
二 殺人と戒律
三 聖者を騙る
第一章 聖者観の二系統
一 問題の所在
二 仏教の聖者とは──予備的考察
三 訳語としての「聖」
四 聖者の自称と他称
五 安易な聖者化──その説話的性格
六 聖者は多いか少ないか
七 修行階位と解釈の諸相
八 道教に取り込まれた修行階位説
九 理論と信仰の狭間
十 「異香、室に満つ」──聖の現前
第二章 異香──聖者の匂い
一 死の象徴表現
二 臨終の異香
第三章 捨身の思想──極端な仏教行為
一 「捨身」という言葉
二 原義的捨身
三 象徴的捨身
終わりに
文献と略号
あとがき
索引